推しの話



※別に推しの魅力を余すとこなくお伝えする趣旨の記事ではありません。





彼氏が出来てから特に気になるようになったこと。



「推しがいない」



いないことはないんです。


ただ、熱量が周りより無い気がしました。




昔からRPGは苦手なのも、そういうことなのかもしれない。


バイト先でみんながやってて、そんなに面白いのかとFGOをインストールしてやって見た時も、まあFateシリーズを見てたわけでも無いから内容はわからない。

みんなはリセマラして欲しいキャラが出るまでやってたけど、そういうもんかと思いながら初っ端でアーチャー(cv.諏訪部順一)をゲットした私は、そのまま進めた。

声優ヲタなので、わーい耳の保養〜〜〜と思って少し進めたが、その日ででプレイに飽き、三日でログインすらしなくなり、一週間でアンインストール。

別に、わーーーめっちゃ可愛い!かっけぇ!ってキャラがいたわけでも無いし、それに、周りの熱量に疲れた。

廃課金が何人かいたからな…そりゃ疲れる。



FGOは完全なRPG


「ストーリー分からなくても推しがいれば続けられるよ」と言われたけど、それが出来ないから困ってるんだわ。




2月くらいからやってるA3!も、一応「斑鳩三角くん推し」と言っているけど、そこまで愛着があるわけでは無い気がする。


サークルの後輩に三角推しの男の子がいて、「今度三角のパーカー買うんですよ!それ絶対合宿に来て行きますから!!!見てくださいよ!やばくないですか!」って言われた。

私も三角推しと言ってたので、「え、かわいい〜〜いいね〜〜」とは言ったけど、本当にそう思ったのか分からない。


6月は三角くんのバースデーイベがあったりで、少しだけ課金した。

彼氏に「いいのー?三角のSSRだよ?iTunesカードいいの?(笑)」といつものふざけた感じで言われて、売り言葉に買い言葉みたいに「そうだなー課金するかー(笑)」と流された、かもしれない。


一人でいたら課金してないだろうし、まずA3!をここまで続けてたか分からない。

彼氏もそこまでやり込んでなかったから、追いつけそうで、対抗心でやった、と言われたらそんな気もする。




少し前に、何か一緒にできるゲームがあったら楽しいかもね、と始めたプリコネ。

そんなにユーザー数が多いわけじゃ無いし、彼氏のレベルにも追いつけそうかな、と思って始めた。

「あーこのキャラ可愛いなー」と思うキャラはいる。

たぶん推しでは無い。


彼氏から

「明後日くらいから夏イベで水着のキャラが出るけど、石貯めとかなくていいの?」

って言われた。


え、別にいらない…。

バトルが出来て強くなれたらいい…。



これが、今のモヤモヤの発端。


キャラに愛着がない。

周りほど、キャラに対する熱量がない。




めちゃくちゃ好きなBプロも、まずは曲が本当に好きで、その次にキャラ。


うたプリも、まず曲、次に声優、次にキャラ。




そういう「推しを推す」ゲームをやってると、「誰推し?」は当たり前に聞かれるけど、私が今まで答えてた推しは「推し」なのか?

周りはみんなそれぞれに推しがいて、推しがいる必要があると思っていたのかもしれない。

無理やりとまでは言わないけど、推しを作っていたのかな、と。




私は、人懐っこいだとか、初対面でも普通に話せるだとか、とにかく人といるのが好きな人、みたいな事を、バイト先でも言われるしサークルでも言われる。


そんな事ないんだよな。


よほど親しくないと、結構「他人」のまま接してたりする。

話してる時は普通なのに、一人になった瞬間に話してた内容をそっくりそのまま忘れることはよくある。


例えば何か相談事をされてて、知恵を絞ってアイディアを出してアドバイスしたりしてても、バイバーイ!って別れた瞬間に「ま、私には関係ないしな」と、急にものすごく「遠くから見てた人」になる。


(これはもしかしたら、昔恋愛相談された事をそのまま自分の事のように考えすぎて、結局何ヶ月も相談聞いてたのに結果を教えてもらえずショックで鬱みたいになった、ことが響いて、自己防衛してるのかもしれない)



好奇心旺盛で、何にでも興味は持つのに。


興味が続かない。




「推しがいない」と「人に対する興味のムラ」は、たぶん何かしら関連してるのかなーどうだろう。



とにかく、周りにオタクが多い、特に身近に超がつくほどのオタクがいる私にとって、「推しがいない」ってある種のコンプレックスなんだな、と思いました。


「別にそれを否定してはないよ」と言われたけど、否定するしないの話じゃないんだよな。








【6/28追加】


「いろさんは悪くない」って、言ってくれてありがとう。



キャラをどう愛するかなんて、人それぞれで、課金はあくまで一つの手段。



ただ、悠木碧ちゃんが言ってた「二次元への愛はお金でしか表せない」に納得してる。


画面の前でどんなに「好き!好き!」って言ったところで、キャラにも制作側にも、何も無い。

「推しに対してお金を払う」は、一番手っ取り早くて分かりやすい、推しへの愛だと思う。

好きなキャラのグッズを買ったり、あるいはゲームに課金したり、お金を払うことで愛を見える形にする。

わかる。




私は、それがキャラ一人二人に対してじゃなくて、(ほぼ)全員になってしまう。



彼氏は推しの誕生月まで無駄な石やガチャコインは使わない。

推しが出なかったら悔しがるし、推しの誕生月はたぶん少し課金するんだろうな。止めはしないけど。


私は「推し」と言ってるキャラが出なくても、「まあいっか」「別キャラの新しいの出たからいいや」ってなってしまう。



推し一人への熱量が100、それ以外が10くらいなんだと思う。

私はちょっと違くて、みんな少しずつ差はあれど、だいたいみんな同じくらい、で、そんなに多くない。10、11、8、12…みたいな。

○○くんはこういうとこ素敵だよね、××くんは綺麗な顔してるよね、みたいな、全部そんな感じ。(実際ちょっと違うけど、長くなるから割愛)




その熱量の差に、「うっ…いや私はそんなに好きじゃないかも…」となる。




「好き」の大きさとか表し方とか、そんなん千差万別なんだけど、分かってるんだけど。


「○○くんがめっちゃ好きなんだ!」と言われると、「私はそこまで好きと言えるキャラいないな…」となる。



「お金かけたいって思うくらい好きっていいな」という、ないものねだりかもしれない。








今まで他の人と一緒にゲームやるってことが高校まではまあ無かったから、最近感じたことではある。


比べた時に、引け目を感じてサッと下がってしまうのは、どうにかならないかな…。